存在の耐えられない正義感

antipasta 生活の記録

コロナ感染流行もおさまる気配もなく、また嫌な出来事が起きました。

国や民族、その人の地位がちがっても、もめごとを起こす原因には、共通点があるのだなと思います。

こんな出来事がありました

私が働いている会社での出来事です。
こんな出来事は会社の恥でしかありません。

AさんとBさんは、当初仲が良かったにも関わらず、仲たがいしました。
原因はよく分かりません。
でも、個人同士の問題です。仮にどちらか一方的に非があったとしても、です。会社・仕事上では関係のないはずです。

Bさんは別の第三者(Cさん、Dさん)に、Aさんと仲たがいしたことを話しました。
そこでCさん、Dさんは「Aさんはけしからん」となったようです。(この部分は私の想像でしかありません。)
そこからCさん、Dさん(たぶんBさんも)、社内の人たちにAさんのよくない噂を拡散しました。

B・C・Dさんたちの話を鵜呑みにした人たちも、勝手な正義感により、Aさんにひどい仕打ちをするようになりました。
例えば、Aさんが仕事のことで話しかけても無視したり(意味不明すぎ)、Aさんがお土産を配るときに、何もいわずに睨みつけて受け取ったり。
こんな場面を私は何度も見ました。

これは子どものいじめと変わりません。
いじめの発端を作った1人であるDさんや、同調する人たちの多くは、子どもを持つ親であるというのに。

その後、Aさん、Bさん、Cさんは会社を去りました。

「正義」とは何ですか?

AさんとBの間でもめごとがあったとしても、それは個人的なことに過ぎず、会社や仕事、その職場で働く人にはまったく関係ないのです。
百歩譲って、CやDにAさんともめたことをいったとしても、CやDは「しょうがないね」で終わればよかったのです。

B・C・Dは意味不明な正義感を発動して、関係のない社内の人たちを巻き込みました。そもそも正義感といったところで、自分たちに都合が悪い、もっと平たくいえば「あの人ムカつく」みたいなレベルです。

B・C・Dに扇動された人たちも「しょうがないよね」で終わっておけばよいのです。でも彼・彼女たちは、率先してAさんいじめの加害者となりました。

本当にひどい会社ですね。
こんなことは世の中に吐いて捨てるほどあるのでしょう。
それでも、今思い出しながら入力していると、気持ち悪くなりそうなくらい、嫌な出来事です。

それでも

会社をやめるまでAさんにとっては地獄でしかなかったと思います。
でも、私以外にも、社内にも、B・C・Dの扇動に踊らされない人たちもいました。

ご都合主義の正義感に振り回されないで、冷静に物事を判断できる人もいることが分かったことはよかったです。

いじめの首謀者の1人のDや、噂話を信じていじめの片棒をかついだ皆さんは
すっかりお忘れでしょうけど、私は覚えていますよ。
覚えているだけですけどね。
ご都合主義の正義感を振りかざすような、考えの浅い人間ではありませんから。

最後にもう一度、「正義」とは何ですか?

簡単に口に出してはいけない。
簡単に信じてはいけない。
疑った先にしかないものなのかもしれません。

まして、他人を傷つけ、生活や命を奪うようなことは、正義でも何でもありません。
どんな理屈を並べようと、恫喝しようと、ただのわがまま、自分勝手、迷惑だけです。
これが個人レベルなら「しょうがないね」でやり過ごせばよいです。
ただ、一国のリーダーであれば、周囲は不幸でしかありません。

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