故郷を訪ねて歩いてみました

antipasta 生活の記録

4学期も無事終了し、今日はお休みです。
自宅にいても気持ちも晴れません。

こんなときは無心に歩いてみよう

私が中学校を卒業するまで住んでいた町に行くことにしました。
今住んでいる町から、それほど遠く離れていません。
そこで、歩いて行くことにしました。

私が中学校を卒業するまで住んでいた家は、田んぼ・畑の中にポツンとある借家でした。
2軒の家が1棟の長屋でした。

自宅の周りは田んぼ・畑しかなくて、道も舗装されていません。
バイクや自転車が1台通ることができる程度のあぜ道です。
その上、夏場は時々草刈りをしないと、雑草で道がなくなってしまうくらいでした。

Googleストリートビューで見て見ると

今から数年前に、昔住んでいた町をGoogleストリートビューで見ると、私が住んでいた家は見当たりませんでした。
それどころか、田んぼも畑もほぼなくなり、まったくちがう町に変わっているようでした。

借家なので、どうするのかはオーナーさんしだいです。
でも、きれいさっぱりなくなっているというのはちょっと悲しいです。

もう全然ちがう町

自宅を出発し、いつも通勤に使う電車の線路ぞいに歩きます。
1時間半くらい歩いた場所の住所表示が、元住んでいた場所のようでした。

私が住んでいた家はまったくなくなっていました。
その上、道もすべてきれいに舗装されていました。

しかし、私が住んでいたいた家から少し離れた場所にあった同じような長屋タイプの家はまだ残っていました。
まだ人が住んでいる形跡もありました。

残っている長屋の前を通ると、細い路地がありました。
その細い路地を通り抜けると、小学校時代仲のよかった友人の自宅がありました。
元友人の自宅がある通りは、地域の中でもお金持ちの人の家がたくさんある通りでした。

私が住んでいたあたりはまるっきりかわっていました。
でもお金持ち通りはタイムスリップしたかのように、ほとんど変わっていませんでした。
門構えもほぼ同じ、表札も変わっていません。

私が住んでいたあたりにある田んぼ・畑のほとんどは、お金持ち通りの住人たちの所有地でした。
お米や野菜を育てていたとはいっても、おそらく兼業農家が多く、だんだん農業をしなくなっていったのかもしれません。

昔地図

国土地理院のウェブサイトで、指定した場所の年代ごとの航空写真を見ることができます。(ウェブ地図「地理院地図」)

この地図で調べて見ると、私が引っ越してからしばらくしてから、田んぼ・畑はなくなったようでした。

子どもの頃にあったものが跡形もなくなくなってしまうということは、少し悲しいかなと思いました。
でも、町も生き物ですから、変化もします。今をその場に住む人にとって、いい形であればよいのでしょうね。

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