社会福祉の探究:その2

放送大学大学院

Photo by Unsplash, Etienne Girardet

今回の授業でいちばん学んだことは「表現の小さなちがい」をキャッチすること。
そして、よく考えることです。

このちがいは?

早速ですが、

①人として尊重する
②個人として尊重する

この2つの文章、どう思いますか?
どちらも大したちがいはないやんと思われるかもしれません。
①だけを見た時は、別に問題ないと思うでしょう。
でも②と比較したとき、よーーーく考えると、このちがいはとても大きいということがとても理解できます。

「人」として尊重されることはもちろん大事です。
でも「人」といっても、社会には色々な人がいます。
①の「人として尊重する」という文章は、その「色々」という条件をまったく考慮していないといえそうです。

②の「個人として尊重する」という文章は、「色々」という条件も考慮に置いた上で「尊重する」という意味になるのでしょう。

このように考えたとき「人ととして尊重する」という文章は、解像度が低いし、そもそも雑ですよね。
一見すると、民主主義的な感じがしますが、よく読めばよろしくない文章です。

樋口 陽一氏

第8回の授業で憲法学者の樋口 陽一氏のお名前が出ました。
まったく存知あげないかたでした。
ネットで調べると憲法学界では超メジャーなかたであるそうです。

まだまだ憲法のことは学ぶことが多いので、樋口氏の著作を読もうと思いました。
このお名前は忘れないように覚えておこうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました