予防医学 第6回 第4講

flower 東京通信大学

予防医学は、入学年度に1学期に受講しました。

配布資料に印字されている「マリリン・モンロー」の写真に目が釘付けです。
著作権的な問題はクリアされているのは当然のはずでしょうけど、TOUは自由度が高い組織なのだなと思いました。
ふだん会社では、本当に必要なものから、とてもつまらないものまで含めて制限が多い中でいるので、とても新鮮でした。

第6回第4講のテーマは「ストレスとうまく付き合う」

予防医学第6回は「ストレス」がテーマです。
第4講では、ゲストに松浦 真理子先生が登場されて、おふたりで対話しながら進みます。
ゲスト登場は植田先生の授業ではよくありますね。
先生が一方的にお話するだけでなく、対話されながら進めてくれる授業はよいですね。
扱うテーマについて一面的な見方ではなく、別の見方をしてもらえるのはよいと思います。

ストレスは悪者?

この授業では、適度なストレスは作業効率にもつながるので、100%悪者ではないとのことです。

それどころか強いストレス反応がストレスから人間を守ってくれるという研究例が提示されていました。

よく考えると、過酷な自然環境を相手にずっと生存しつづける人間とストレスとの関係は切っても切れないのでしょう。

過酷な自然環境から自分たちを守るために生み出したものー例えば、共同で働くための組織(家族やムラ、会社など)や文化・道徳・習慣、法律などのルールも、人間社会の秩序を守り、繁栄をもたらすことに役立っているはず。

しかし、それら人間社会の産物がかえって人間にストレスを感じさせることにもなっているのは事実でしょう。

そんなことを考えていると、ストレスが皆無という状況は人間にとっては、難しいものなのかなと思います。

レジリエンスについて

そこで、授業では、ストレスとうまく付き合うために「レジリエンス」を身に付けることを推奨しています。

「レジリエンス」とは回復力や復元力を指す言葉です。
心理学の用語として登場したのは2004年とのことで、まだ歴史的には新しい言葉であり、考え方のようです。

ストレスを完全回避することは難しいです。
だからこそ、ストレスを受けたときに、ダメージを最小限に抑えて、ストレスを受ける前の状態に戻るようにすることが現実的な選択です。

アメリカ精神医学会が提唱する10の「レジリンエスを築く方法」が授業で紹介されていました。

そのうち、いくつかをピックアップします。

2.危機やストレスに満ちた出来事でも、それを耐え難い問題としてみないようにする。
3.変えられない状況を受容する。
4.現実的な目標を立て、それに向かって進む。
5.不利な状況であっても、決断し行動する。

個人的にはこの2から5が「レジリンエスを築く方法」のキモではないかと思います。
粛々とした文章が、厳しさを表しています。
この4つを実践できれば、無敵の生活を過ごすことができるのかと思います。

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