音声やサンプリングのファイルの大きさを求める問題も苦手です。
しかし大本命は「〇進数」系の問題です。
〇進数の考え方は、IPアドレスでも使われています。基本情報技術試験はもちろん、プログラミングでも考え方を知っておくべき項目です。
実例:2014(平成26)年 春 問1
次の10進少数のうち、2進数で表すと無限小数になるものはどれか。
ア 0.05 イ 0.125 ウ 0.375 エ 0.5
無限小数とは、0.33333・・・のように、小数点以下に同じ数字がずっと続く(無限)少数のことです。
この問題は「出るとこだけ!基本情報技術者テキスト&問題集2021年版」に掲載されており、解答と解説もあります。
計算するのではなく数字の性質を理解、覚えることにより解答を導く方法を解説していただいています。
しかし、どうにもしっくりきません。
こんなときは「急がば回れ」です。
そこで、10進数→2進数に変換することで確認します。
小数点以下の数字を10進数→2進数に変換する方法は次の通りです。
①各選択肢を2倍します。
②①の結果のうち、小数点以下の数字を2倍します。
③②を繰り返します。
④小数点以下の数字が「0」になったら計算終了です。
つまり、④にたどり着いた選択肢は、無限小数ではありません。
④にたどり着けない選択肢が無限小数となります。
4つの選択肢を10進数→2進数に変換するための計算結果は次の通りです。
そこで、この問題の正解は「ア0.05」となります。
コメント