「会社を辞めずに収入を月50万円増やす!」船ヶ山 哲 集英社(1,400円+税)
収入が月50万円ですって!
月収どころか、ワタシのボーナスはTOUの学費で消えてしまいますよ。(>_<)
若干怪しげなタイトルですね。
意外にいいこといってると思います。
お手軽に目の前の小銭を稼ぐことではなく、「自分ビジネス」を構築することにより、収入を得ることを目指しています。
著者によると「ビジネス」とは「相手が必要としている「価値」を提供し、その「対価」を受け取る」ことだそうです。
「自分ビジネス」とは、自分自身の経験を活かしビジネスを構築することです。
そこで「自分ビジネス」を構築する上で注意することとして、次の3点を挙げています。
(2)自分の意思でコントロールができるもの
(3)実績、スキルが積み上がっていくもの
(1)と(2)は、ふつうに考えると100%同意します。
ついつい何か特別なことをしないといけない気がしますが、実はこれが失敗の原因なのでしょうね。
(3)も重要です。いちばん重要かもしれません。
お金を稼ぐことが目的ですが、目先のお金につられてはいけないです。
著者は「時間を報酬に変えないお金の稼ぎ方を知ること」が大切だといっています。
相手が望む価値に対する対価を受け取るわけですから、当然のことですね。
何かを始めるときに覚えておきたい言葉
新しいことを始めるためには、今まで自分が正しいと信じてきた価値観を変える必要がある場合もあります。
時間ではなく価値に対する報酬をもらう、ということがまさにそうです。
また「本当のプライドとは、しがみつくものではなく、積み上げていくもの」なのだそうです。
過去の知識や経験を活かしてビジネスを構築するとはいっても、それだけでは足りずに、新しいことを学ぶ必要も出てきます。
どんなときも柔軟に、貪欲に新しいことを取り入れることが真のプライドです。
この本を読んだからといって、私には副業を始められる気がしません。
でも、働くことを考えなおしてみるいいきっかけになる言葉が多数ありました。その言葉に出会えただけでも、この本は読む価値があると思います。
コメント