「時間栄養学入門」柴田 重信 講談社ブルーバックス 1,000円(税別)
こんな学問分野があったんですね。
たまたま本屋さんで見つけました。
平積みされていて、ラスト1冊しかありませんでした。
もしかして、今静かなブームなのかな?と思い、衝動買いしました。
体の中にある時計
時計のような役割を果たす機能、というほうが正しいのでしょうね。
哺乳類の脳には「視交叉上核」(しこうさじょうかく)と呼ばれる部分があり、それが時計のような役割を果たしているそうです。
視交叉上核の神経核を破壊すると、睡眠のリズムが崩れたりするそうです。
さらに哺乳類には、時計遺伝子と呼ばれるものがあるそうです。
視交叉上核が体内時計の司令塔的存在であり、時計遺伝子は、脳や視交叉上核から離れた臓器や体の末端にまで体内時計の機能を行きわたらせる実働部隊的役割を担うようです。
応用範囲が広い!
まず簡単なところで、何時に何をどうやって食べるかによって、ダイエット効果を発揮したり、食べ物が持つ栄養素の吸収率がかわるそうです。
同じ食材でも、時間により、調理方法を変えると、体への影響も変わってくるということもあるそうです。
食事だけでなく、お薬を飲む時間、運動をする時間も、体内時計を考えると、さらなる効果アップも目指せるそうです。
というわけで、面白そうな学問領域ですね。
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