「もしも徳川家康が総理大臣になったら」眞邊明人

「もしも徳川家康が総理大臣になったら」 読書

「もしも徳川家康が総理大臣になったら」眞邊明人 サンマーク出版 1,500円(税別)

電車の車内広告で、面白そうと思い、即購入です。
サンマーク出版さんは広告戦略がうまいと思いますね。
目につきやすい位置に、かなりド派手でどぎつい、一見趣味が悪い(すみません)広告を出されていることが多いです。
何事もまずは露出が大事ということですね。

最強内閣とは

AIとホログラムにより、復活した昔の偉人たちが、コロナ流行で苦しむ日本を救うため奮戦します。
総理大臣 徳川 家康、官房長官 坂本 龍馬、財務大臣 豊臣 秀吉、経済大臣 織田 信長に、石田 光成、北条 政子、緒方 洪庵など、超豪華メンバー勢ぞろいです。
まさしく最強内閣です。

そもそも全員、江戸時代やさらにもっと昔の時代に活躍されていたので、インターネットや民主主義も知らないです。
でも、偉人たちは環境への順応性は素晴らしい。だからこそ天下を取ることもできたのだなと思わせます。生きていた時代、科学技術は関係ないということです。

日本初のロックダウン

最強内閣の初仕事は、ロックダウンの敢行です。
世界各国では実施されていますが、日本では難しい。そのことを憲法改正の理由にする意見もありました。

しかし、最強内閣はちがいます。
法務副大臣 江藤 新平によると、

「(前略)憲法第9章にある緊急事態第98条の解釈を広げれば国民の生命、身体、財産を守るためには政府の強い権限をもって支持を行うことができると考えられます。」

その上で、実現するための「法律」を早急に制定するという方法で、日本初のロックダウンは実現されました。

これって最強内閣でなくてもできるんちゃうん?!
と思ったのは私だけではないはずです。
彼らの決定力・行動力は素晴らしいですが、そもそも法律を作ることが政治家、国会議員の仕事です。

ロックダウンなどは序の口です。
ここから怒涛の勢いで最強内閣は仕事をしていきます。
このあたりはぜひ本書を手に取り、お読みください。
400ページ超でも、一気読みしてしまいます。

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