「ウイルスの世紀 なぜ繰り返し出現するのか」山内 一也

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「ウイルスの世紀 なぜ繰り返し出現するのか」山内 一也 みすず書房(2,700円+税)

訳あって、ウイルス関係の本ばかり読んでいます。
もういいかげんおなかいっぱいです。(>_<)

ウイルスとの仁義なき戦い

1980年にWHO(世界保健機構)は天然痘根絶を宣言しました。当時、麻疹・ポリオも根絶への道筋が見えてきました。「人類が感染症を克服できる」と思われました。

しかし1981年にエイズが出現しました。
その後、エイズだけでなくウイルスによる感染症が出現し続けました。さらに2019年末~2020年から始まった新型コロナはパンデミックを引き起こしました。
この文章を書いている2022年が始まった時点でも、コロナ感染流行は止まらない状況です。

本書でさまざまな感染症が登場したり、広まった経緯を分かりやすく、ていねいに解説してくれています。

著者の山内 一也(やまのうち かずや)氏は、北里研究所に所属していたこともあり、ウイルス学の第一人者です。
しかし、生物や医学の知識はなくても、読みやすい文章です。

本書を読み、感染症の実体とは何かが、見えてきた、そんな気がしました。

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