この本は、2020年度3学期の授業(知的生産の技術)の参考図書として紹介されています。
けっこう古い本です。
第1刷は1696年7月21日出版とあります。私が購入した1冊は、第100刷(!)です。長く読み継がれている1冊ということですね。
パソコンもない時代の本です
著者の梅棹氏は、大量のデータを記録、整理する方法を模索していました。
そこでたどり着いたのは・・・本書をお読み下さい。
ネタバレはやめておきます。
この本が初めて世の中に登場したころは、ワープロもパソコンもまだない(普及していない)時代です。辛うじてタイプライターはあったようで、本書にも登場します。
なので、21世紀の現代では、100%参考にするというのは、難しいかもしれません。
かわらないこともある
古い本なので、方法論としては厳しいところがあります。
でも、考え方は21世紀の現代でも参考になる点があります。
本書の中にも登場しますが、メモとは、覚えるためではなく、忘れるためにとるものだそうです。
忘れるから、メモをする。忘れたら、メモを見て思い出す、ということが、メモの最大の目的、役割なのだそうです。
仕事をしていると、覚えておくべきことがどんどん増えます。
それも全然ジャンルというか系統的にまとまっていなくて、バラバラ、雑多な事柄を覚えておく必要があります。
考えるだけで頭がパンクしそうですが、覚えるよりは、メモをする、覚えることを整理して保存できるようにすればよいですね。
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