Pythonでウェブサイトからデータを入手する(8)

python Python

ウェブサイトからデータを入手するプログラムを作る材料としては、今回の内容がほぼ最後です。

for文を使った繰り返し処理

繰り返しの開始・終了がはっきりしている場合、for文を使うと便利です。(というのは、VBAでも同じ基準で使っていますね。)

for 変数 in 変数に代入する数値・データ
処理

という形式です。
「変数に代入する数値・データ」の部分はrange()を使うことが多いようです。というわけで、for文と一緒にrange()も覚えてしまいます。

for num in range(1, 101, 1): 
    print(num)

上記のプログラムを実行すると、1から100までの数字を表示します。
range()により、1から100までの数字を1個ずつ取り出し、変数numに格納します。そして、print()で変数numの結果を表示します。
この動作を100まで繰り返します。

range()について

組み込み関数range()は3つの引数を取ります。

range(開始値, 終了値, ステップ)

となります。
なお、開始値とステップは省略してもOKです。省略すると、開始値=「0」、ステップ=「1」と自動的に設定されます。
例えば、range(5)とすると、開始値=0、終了値=5、ステップ=1であるということになります。

ステップとは、増減値のことです。「1」の場合、1ずつ増えていきます。「-1」の場合、1ずつ減っていきます。

終了値の取扱いに注意します。
上記の例の場合、終了値は「101」とあるのに「1から100までの数字を表示」するとあります。
Pythonでは「終了値 - 1」で動作を終了します。そのため100まで動作させたい場合は、100 + 1 = 101を終了値とする必要があります。

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