医療機関を発見の場に(ヤングケアラー対策)

newspaper 生活の記録

少し前の記事です。
切り抜きをしたまま、忘れていました。

診療報酬改定:ヤングケアラー対策

記事によると「医療機関が入院した人の周辺にヤングケアラーがいると把握し、必要に応じてかかりつけ医や自治体の福祉窓口などにその情報を提供する」ことにより、医療機関に対して報酬が加算されるようになる仕組みだそうです。

医師・看護師など医療スタッフが、入院患者のお見舞い、お世話をするのがいつも子どもである場などに、ヤングケアラーであることに気づいたら、患者、家族と話し合うようにします。
その上で、退院後に支援策を検討すれば、診療報酬として加算されます。

退院後にも、通院や自宅での看護が必要となることも考えられます。そのため入院時から備えておくということになります。

課題

ヤングケアラー支援の1歩としては悪くないと思います。
しかし、いくつか課題があります。

(1)精神疾患の場合は対象外

なぜ対象外とされたのかがよくわかりません。むしろ今は働き盛りの年代で精神疾患となるかたも多いはずです。
病気の種類によって、支援を受けることができる、できないで区別をされる理由がよく分かりません。

(2)人員の問題

この加算を認められるためには、選任の看護師、社会福祉士が必要とのことです。
収入とコストを考えたときに、病院が積極的に、今回の人員を増やし、協力するのだろうか?ということが疑問です。(このいいかたはあまりよくないのですが・・・。)

課題はあります。
でも、頼りになる大人がいなくて、子どもだけで孤立してしまうことを防ぐための、まず第1歩を踏み出せるかもしれません。
今後の改正を期待したいです。

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