2024年度東京通信大学卒業式

花束 活動日報

Photo by Unsplash, Alison Cosker

またこの日がやってきました。
約1年前、私もこの日を迎えました。
あれから1年。
あっという間に時間が過ぎました。

里帰りのような気分でした。

村岡学長のお言葉がとてもよかったです。
このお言葉を聞きたいから、卒業式オンライン配信を見たようなものです。
久しぶりに里帰りをしたような、懐かしい気持ちになりました。

私はリアルでの学友との交流は皆無でした。
卒業式当日にXでアカウントをお持ちの方々とお話をさせていただいたくらいです。先生方ともそれほど関わりを持ったわけでもないです。

人との交流がなくても「母校」としての思い入れはあります。
人生で初めて「学ぶ」ことに取り組み、その楽しさを教えてくれた場所だからでしょうね。
また1年後も、卒業式の日に里帰りがしたいです。

村岡学長のお言葉

ChatGPTは新しいものを生み出さない。新しいものを生み出すことは人間にしかできない

ChatGPTは、既存の知識を素材として使い、人間の問いに対する回答を提供します。
「既存の知識」が前提です。
人間は「既存の知識」に基づかないアイディアを基に、問いに対する回答を出すことができます。そしてそれは「既存の知識」となります。

「既存の知識」も時間の経過により、合わなくなったり、アップデートする必要もあります。
新しい「既存の知識」を生み出す必要があります。
「既存の知識」は一度生み出されたら終わりではないからこそ、人類は様々な困難に立ち向かい、生き続けてくることができたのでしょうね。

「発想の飛躍」はChatGPTとはちがう人間の価値である

このあたり、数学のお話をされていました。(ユークリッド幾何学とかなんとか。)
ほぼ理解できませんでしたが、ざっくり大意は理解しました。

予想や推測は、事実の積み重ねを基になされるものです。
「既存の知識」を素材として回答を出すことに長けるChatGPTにとっての得意領域です。ChatGPTは大量の「既存の知識」を取り扱うことができます。

でもそれゆえ、回答は「既存の知識」の枠からはみ出すことはできません。
人間にはそれが可能です。
人間は「既存の知識」とはまったくちがうことを考えることが可能です。「発想の飛躍」ができるのです。(ということが「新しいものを生み出す」ことができるという意味につながりますね。)

予測不可能な一点を投じてみる。

「新しいものを生み出す」ためには、「既存の知識」から逸脱する必要があります。
予測とは異なる選択をすること=「予測不可能な一点を投じてみる」ことです。
失敗を恐れていては何もかわりません。「間違いがないということは、挑戦をしていないこと」(ローゼンバーク)なのだそうです。

そして村岡学長はこのようにもおっしゃっていました。

「人生が何かを書いている本があったら買うでしょうか?私は買わない。」

こんなかたがトップである組織は本当に素晴らしいです。
東京通信大学に入学して学んだことは、大正解でした。

面白く生きる

社会は厳しい方向へ進んでいる。だからこそ、面白く生きる工夫が必要であり、それは自分自身で考えることであると、おっしゃっていました。

そのためには、多く学び、知識を吸収することが必要ですね。

「自分自身で考える」ということも重要だと思います。
学友も必要です。でも、その前にひとりで考えること、自分の意見、方向性を持つことが大事なのだと思います。

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