Photo by Unsplash, Jason Leung
先週の土曜日(3/15(土))、とあるかたのお時間をいただき、貴重なお話をお伺いするというイベントがありました。
「一枚絵」とは
そのかたは、通信制大学で学ばれていて、今年度卒業研究に取り組まれました。
その題材が「一枚絵」と呼ばれるものです。
というわけで、以下、「とあるかた」を「一枚絵の伝道師」(略して「伝道師」)とお呼びいたします。
伝道師様は通信制大学での授業内容のメモを1枚の紙にまとめる、ということされており、卒業研究で、そのことを深堀りされたそうです。
本は紙がたくさん綴じられています。
見開き2ページを読み終わると、左のページをめくり、また新たな見開き2ページを表示します。伝道師様いわく「ページをめくるとリセットされる」なのだそうです。
おっしゃることは何気に理解できます。
面白い小説なら、早く次の展開が知りたくて、あまり深く考えずにページをめくります。
でも、ノンフィクション、特に自分にとって理解しづらい内容の場合、ページをめくるだけで、それまでの集中力が途切れる感じがします。
自宅で本を読んでいるのなら、まだましなのですが、通勤電車で読んでいる場合は、それまでの集中力がふっとなくなるというか、消える感じがします。
また平面、1枚の紙に「一覧」として表示することで、情報の整理ができます。
伝道師様いわく「マッピングできる」とのこと。
大量の情報を断片的に理解するより、大枠を理解できるほうが、メリットは大きいです。
「総論」→「各論」の順番で理解するほうが、入りやすいです。
一見時間がかかるようですが、まさしく「急がば回れ」です。
整理をすることが理解することにつながる
伝道師様のお話をお伺いした後で、早速一枚絵にチャレンジしました。
お話をお伺いする時にはメモをとっていました。でもぐちゃぐちゃで、ただ文字が並んでいるだけの状況です。
時間が経つとただの暗号文になってしまいそうです。
というわけで、やってみました。
↑紙の中央に①・②・③・④と丸付き数字を付けています。
これは書いた順番です。
①から④で、だんだん文字や図・絵などが増えていますよね。
書き終わってから気付きましたが、時間が経つに連れて、伝道師様のお言葉を自分の言葉で表現できるようになった。
つまり、理解度が上がったということです。
伝道師様いわく、一枚絵とは「思考を深化させるツール」とのこと。
一枚絵は、見たり、聞いたりしたことを、整理することで、理解を深めることができます。
TOU卒業式の村岡学長のお言葉も一枚絵にしてみました。
3/16(日)「2024年度東京通信大学卒業式」に書いた村岡学長のお言葉を一枚絵にしてみました。
手を動かすのはいいですね。
村岡学長のお言葉をひとつひとつかみしめています。
また、おっしゃったこと以外にも、こうではないか?という自分の考えも浮かびます。
4月から大学院生として修士論文に取り組むことになりますが、大量の情報を整理、理解するツールとして「一枚絵」を活用していこうと思います。
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