本や論文は、初めて読んだ時に理解ができなくても、時間が経つと「そういうことだったのかー」と理解ができるということがあります。
島崎 謙治「日本の医療 制度と政策 増補改訂版」
日本の公的医療保険、制度の歴史、世界各国の制度の比較などが掲載されています。
国保のような公的医療保険に関する論文でも参考文献として、しばしば登場する1冊です。
本書の厚さは約3cmです。なかなかのボリューミーさです。
お値段も4800円+税です。購入時はとても悩みましたが、辞書として使えそうなので、手元に置いておくと便利、と何度も自分に言い聞かせて買いました。😅
この本を購入したのは2023年だったようです。
まだTOU(東京通信大学)在学中で、自主的に卒業レポートを書こうとしていた頃でした。自主的に取り組んでいたので、先生に指導いただくこともありません。
見よう見まねで参考書や論文を探し、読んでまとめることを繰り返していました。
そういう状況で購入した「日本の医療 制度と政策 増補改訂版」は、文章は分かりやすく書いてくださっているので、通読はできました。
しかし、本人の問題意識があまりにも低すぎて、本書のボリューミーさに圧倒されて、最後は読み疲れました。
それから3年後の2026年の今は、解決したい問題点は明確です。
今日は必要な部分の広い読みをしていて思ったのですが、3年前よりずっと「これはその通り」「あんまり賛成できないなー」と、考えながら読むことができました。
3年前よりは、本書の内容に集中できていると思います。
お高い本ですが購入しておいて正解でした。
「社会福祉ー新しい地平を拓く」
現在放送大学は夏休み期間のため、復習ということで、放送授業の集中オンエアされています。
今日から「社会福祉ー新しい地平を拓く」です。
というわけで、雑なメモを取ったので自分のために置いておきます。
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第1回
山田知子先生
welfare=welとfare
この言葉はスティグマをともなう用語、well-beingへ
日本国憲法と社会福祉
11/13/14/25
日本で社会福祉という用語が使われたのは憲法が初めて。
戦前期における福田徳三の生存権 生存権の社会政策 1916年
①最低の生活とは何か?
②法律を決める
③どの程度まで?
最低生活の研究は、貧困研究
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イギリス福祉国家形成過程にみる
1601年 エリザベス救貧法
1834年 改正救貧法
劣等処遇の原則とは、劣悪な処遇を与えることにより受ける人に躊躇させる
イギリス産業革命>分断(技術のあるなし、疾病など)
1842年 E.チャッドウィック
1845年 F.エンゲルス
慈善事業
慈善組織協会がロンドンにあった。「施し」
裕福な中産階級の女性たちが関わる ⇒ 個別訪問 ⇒ 貧困とは個人のレベルではどうしようもないこと。怠けているとかではない ⇒ 無理!!
セツルメント
19世紀末、ロンドンなど大都市に貧しい人が集まりスラムを形成
地域に入り生活環境を改善する運動:バーネット夫妻 トインビー・ホール
さらに、貧困原因探究、科学化する動き
個人的事情ではなく、資本主義の経済システムによるもの
チャールズ・ブース ロンドン調査
1886年から「ロンドン調査」
貧困線の概念をはじめて用いた
世界一豊かな大英帝国の首都ロンドンの市民30%以上が貧困線以下の暮らし
横山源之助「日本の下層社会」
月島調査 生活古典叢書 高野岩三郎など 保健衛生調査・経済的社会的調査
家計・栄養状態など
ブース以降のイギリス
ラウントリーのヨーク調査
ヨーク市民のほぼ全世帯の調査を実施
貧困家庭:肉体的維持が困難、不測の支出があるとたちまち肉体的維持が困難
栄養学の研究成果より、貧困常態かどうか、肉体的維持を可能にする栄養を基礎
家賃・被服や燃料などを購入する費用を算出
ラウントリーの労働者のライフサイクル 人生3回の生活危機
第一次貧困線を基準にグラフ化
ILO(国債労働者期間)
ベヴァリッジ・レポート
ナショナルミニマム
社会保障の大前提 完全雇用維持、所得制限なし児童手当、包括的な保健サービス
ナショナル・ミニマム
ウェッブ夫妻
国家がすべての国民の最低限の生活を保障するという李ねん ⇒ ベヴァリッジ報告
包括的な保健サービス 1948年 NHSへ
無料、医療
慈善事業ではない。税金で賄われる
call the midwife ドラマ
ロンドンオリンピック開会式 イギリスの歴史でNHSを紹介
ベヴァリッジレポートへの批判:男性を家長とする制度を基本、女性は養われる。自発的行動を基本
家族像をきめることは大事
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福祉国家の類型
エスピン・アンデルセンの福祉国家レジーム
国家、市場、家族の間で福祉が分配される国家のあり方を3つに分類
脱商品化、脱家族化
自由主義的レジーム:自己責任
保守主義レジーム:リスクは協働負担、職域ごとの社会保険、
社会民主主義レジーム:北欧 社会階層による利用の違いも少ない、平等
家族依存上昇⇒女性の負担増
市場依存上昇⇒不平等
国家・地方の役割の差
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実践の額としての社会福祉
糸賀 一雄
社会の福祉の単なる総量ではなく、個人の福祉が保障される姿
ノーマライゼーションの思想を先取
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第2回
山田知子先生
日本の社会福祉政策 1945年から1990年
1946年2月 SCAPIN GHQ社会休載に関する覚書
1946年 旧生活保護法(制限扶助主義)
1947年 児童福祉法
1949年 身体障害者福祉法
1950年 新生活保護法
1951年 社会福祉事業法 (1938年社会事業法) ⇒2000年社会福祉法
ララ(LARA)物資
1946年11月 救援物資を乗せた最初の船が横浜に入港
1948年 ワンデル勧告
1950年 勧告 生活保障の責任は国家にある
1960年代から1970年代初頭
1960年代 多数法律が制定される。高度経済成長
福祉三法から六法へ
「福祉国家への道」(1960年 厚生白書)
経済成長の裏側では厳しい国民生活
高齢者の生活保護率の高さ
男性高齢者の自殺率の高さ
農村の疲弊と出稼ぎによる人口流出
菊池武雄 自分たちで生命をまもった村 岩波書店 「医者もよりつかない村」
高度経済成長の果実はすべての人にもたらされたわけではなかった
日本は世界でもっとも汚染の進んだ国
コミュニティ・ケア&コミュニティ形成と釈迦福祉
1969年 東京都f社会福祉審議会
1973年 福祉元年 分岐点
1972年総選挙 田中角栄街頭演説
日本型福祉社会
1979年8月 日本型福祉社会(自民党研修叢書8) 個人の自助努力・各家庭の自立自助努力、相互扶助
単身世帯が増えつつある中で家庭を基盤に、という発想は時代遅れ
新自由主義:サッチャー・レーガン政権も同じ=自己責任
第二次臨調
社会福祉制度改革
老人医療費の費用は国・地方公共団体、各保険者の拠出の割合が変わる
1985年 老人福祉のあり方について(建議) 社会保障制度審議会
家族が何とかする、自立自助、負担能力に見合った負担
公的部門の役割を縮小、財政負担削減
1990年代から2000年頃
介護保険の導入へ
社会保障制度審議会 1995年
介護保険が作られる、社会保障構造改革
90年代は経済グローバリゼーションが進む ⇒ 失業など生活不安の問題
1990年代の生活不安の拡大
貧困、格差、不平等が社会問題に
生活保護受給者、率は、昭和30年代に逆行するように増える
日経連、労働者派遣法改正
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第3回
木下武徳先生
地域福祉の「主流化」
1997年 介護保険法 2000年 社会福祉法改正
「地域福祉の推進」
社会福祉法に、地域福祉の推進が明記(国の役割は?)
2014年 医療介護総合確保法 地域医療構想
病床数を減らす その分を在宅医療が受けられるようにする
医療の適切な提供体制 病院がないと高齢者はその地域に住めない
地域政策入門
三塚 武男 生活問題と地域福祉
(第3回のメモが少ないのは、第1回・第2回で気合が入りすぎて力尽きて居眠りしてしまったのでした。)
放送大学 大学院 社会人学生 ブログ:1326


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