進化心理学(第12回)・人文地理学からみる社会(第12回)

活動日報

履修していない授業を聴講している場合ではないやろと思いつつ、気になるのでした。

「情けは人のためならず」

進化心理学(第12回)では、「見ず知らずの人に親切にすること」が取り上げられていました。
まったく知らない人に道を聞かれて、そのことに答えるということは、学問的には、なかなか説明しづらいことなのだそうです。

人間社会には「評判」「規範」という価値基準があり、それらが「見ず知らずの人に親切にすること」につながると解説されていました。
「評判」とはひらたくいうと「うわさ」ともいえるもので、「あの人は親切な人」「あの人は親切ではない」という「評判」が自分以外の他者で共有されると、「あの人は親切な人」といわれる人は、他者から親切にされ、「あの人は親切ではない」といわれる人は他社から親切にされない可能性が高くなる。
ということだそうです。

しかし「評判」「規範」だけではうまくいかないケースもあり(「フリーライダー」)、その場合は「罰」が加わるそうです。

(↓以下、聴講メモ)

関節互恵性(情けは人のためならず)

道案内
コストはかかるが、いいことをしたと思う → 相手はいい
自らのコストを払い、相手にメリットを与える
相手=見ず知らずの人
進化心理学では説明ができないことが多い。
親切行動は進化しようがない?

善人:親切な人
悪人:親切をしぶった人

有効な戦略とは、善人には協力、悪人には協力

進化的安定性
善人は助けてもらえる
非協力的な戦略に対してい進化的に安定:たくさんの人

人間の世界では成り立つ、人間以外は成り立たない。
「評判」ゴシップ・噂話がないとだめ。
動物の間では成り立たない。

10円をあげる・あげない
他の人に親切にしていた人はお金をあげない、親切にしていない人にはあげない。
実験者がどういう人かという情報を被験者に伝えていた。
自分自身の「評判」を気にする。

電力節約を要請する方法はどんなものがよいか?の実験
(アメリカ)
協力する人、しない人が分かるようにした。
施策への協力率は匿名<非匿名

社会的ジレンマの利得構造
フリーライダー
だれでも使える牧草地

自己利益を追加すると、全員にとって望ましくない結果となる。

個体群を守る、密度を守るため集団自殺をする。
レミング

社会的ジレンマ実験
4人いるうちだれも寄付しない。
非協力者が利益を享受しないことは難しい。
フリーライダーがいると、だんだん協力しなくなる。
罰オプション:寄付額が低い人に罰 罰オプションにはコストがかかる
濠の工事に出ない人の家に行き、説教

罰を利用することは人に備わっているものか?
強い互恵性:無条件の非協力性、非協力者に対する罰傾向

自分は貢献できなくても利益を享受する
利他的罰

複数レベル淘汰
人は文化的、規範にしたがって行動
協力的規範がある、なし、集団により行動が画一的となる?
規範に従う傾向にある
人にだけ、協力・罰傾向があるのはなぜか?
無条件の協力と罰がセットになっている。

斬新な見方

「人文地理学からみる社会」も、最近お気に入りでついつい見てしまっています。
今回は、移動距離・時間を可視化することで、仕事と育児の両立を考えるということがテーマでした。
ある仕事を持つ小さな子どもがいる女性の1日の移動距離・時間をグラフ化して紹介されていました。
また、千葉県流山市の取組みも紹介されていました。千葉県流山市では、駅前に保育園へ通う子どもたちの集合スペースをもうけているそうです。
その集合スペースから、子どもたちは保育園へ向かい、またこの集合スペースに戻ってくるようになっているそうです。つまり、朝、通勤前に駅まで子ども連れてくる、帰宅時も駅で子どもをピックアップできるようになるというわけです。

可視化することで、問題点・課題を明確にし、解決策に役立てることができる、というのは、学問のあり方として素晴らしいと思いました。

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