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今月はアウトプット月間です。
アカデミック・スキルズの課題に取組みます。
今週中に課題①を済ませる!・・・たい。(弱気)
課題の題材
論文を読み、要約し、主張とその根拠を考えます。
題材として選んだ論文は「国民皆保険としての日本の医療保険制度の財政構造と課題」(李 忻・2015年)です。李 忻(リー・シン)先生は日本福祉大学教授で、医療社会学を専門に研究されているそうです。
今回題材として選んだ論文はTOU(東京通信大学)時代の自主リサーチレポートに取組んだ時に読みました。
当時は「国民皆保険制度の必要性」をテーマにしていました。今は「国民皆保険制度を維持する方策を考える」ことをテーマとしています。
テーマが変わると、同じ論文を読んでも、異なる気付きを得ることができます。
10年前の論文なので、制度や各種データは変わっていると思うのですが、論文中でおっしゃられていることは、2025年の今でも十分参考になります。
10年前の時点で実は崩壊していた
論文中、繰り返しおっしゃられているのですが、後期高齢者医療制度や国民健康保険は多くの公費・支援金なしでは立ち行かないとのことです。
「保険」ですから、本来は加入者が支払う保険料で、給付をまかなうことができるシステムであるはずです。
後期高齢者医療制度では、保険料<医療費となり、対照的に被用者保険(会社員が加入する健康保険)は保険料>医療費となっているそうです。
被用者保険の保険料は、後期高齢者医療制度などへの「仕送り」分が上乗せされているというわけです。
何とか「国民皆保険制度」は維持・運用されているとはいっても、もう事実上、崩壊しているのではないのか?
ということは、「国民皆保険制度を維持する方策を考える」というテーマがそもそも成り立たないのではないんちゃうん?!
「維持する」より「復活させる」とか「立てなおす」というほうがいいのかもしれません。
また明日も「課題①」続きます。
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