放送大学大学院受験記

活動日報

Photo by Unsplash, Jonathan Simcoe

PVアクセスランキング にほんブログ村

いつかはまとめようと思いながら、できないままでした。
今日から6月です。
2026年度入学希望者向けの入試要項もそろそろ配布開始のようですので、この機会にまとめておこうと思います。
なお本日は長文ですので、お茶🍵などご用意してお読みくださいませ。

受験概要

放送大学大学院の入試は、一次試験(筆記試験)と二次試験(面接)があります。
二次試験は一次試験合格者のみ参加することになります。

一次試験の願書提出時に、①研究計画書、②志望動機、③学部時代取組んだ卒業論文や他の大学院で取組んだ修士論文の概要を提出します。(①②は必須、③はなくてもOKです。)

それから、大学の卒業証明書・成績証明書などの書類、顔写真も必要です。
大学の卒業証明書・成績証明書は入手に時間がかかるケースもあると思います。早めに手配をすませることをお勧めします。
顔写真は今ならスマホ自撮りでもOKかと思いますが、忘れがちなので要注意です。

昨年の願書提出から合格発表までのスケジュールは次の通りでした。

2024年06月:入試要項配布開始(郵送で取寄せ)
2024年08月:願書受付開始(8/15から受付開始)
2024年10月:一次試験(10/5(土)実施)
2024年11月:一次試験合格通知(11/1発送、我が家には11/3に届く)
2024年11月:二次試験(11/17(日)実施)
2024年12月:最終合格通知(12/20発送、我が家には12/22に届く)

試験内容は?

一次試験については、過去問題が放送大学のウェブページで公開されています。詳細はそちらをご覧ください。(ただし解答はありません。)

私が所属する情報学プログラムの場合、①全員共通の小論文、②志望領域ごとの選択問題(小論文・記述式問題)となっています。

お話が前後してしまいましたが、情報学プログラムは、(1)情報数理、(2)ソフトウェア、(3)マルチメディア、(4)情報基盤、(5)ヒューマンと、5つの領域に分かれています。

志望領域ごとに選択問題が異なるので、過去問題チェックは必須です。

私は情報数理を希望していました。
過去問題を初めて見たときに、秒でそっと閉じてしまいました。(苦笑)

二次試験は面接です。
Zoomでの実施となります。(臨床心理学プログラム・社会経営科学プログラムは千葉県幕張の放送大学本部の現地での実施だったそうです。)
面接時間は15分です。
研究内容の説明、その後面接官の方々からの質問にお答えしました。

どうする試験対策?(一次試験)

一次試験は、過去問題を確認の上「統計をしっかり固める。他は根性で考える。」作戦で挑むことにしました。

無茶すぎますよね。(苦笑)
けっして人さまにおすすめはしません。

こんな恐ろしい計画を考えた理由は、一次試験対策ができる期間が、8月・9月の2ヵ月間だったからです。(昨年度私は放送大学大学院選科生として所属していたため、7月末まではそちらの授業と単位認定試験に追われていました。)

統計の学習は、まずYouTube「たにぐち授業ちゃんねるの高校数学Bのシリーズを視聴して、基礎固めをしました。
谷口 貴仁先生(現役の予備校教師)の授業は私でも分かるくらい、超×100理解しいやすいです。説明>練習問題>解説 という一連の流れで、基本が身に付きます。

さらに、次の書籍で固めました。
①「完全独習 統計学入門」(小島 寛之・ダイヤモンド社・2,420円(税込))
②「高校数学Bの解き方をひとつひとつわかりやすく。改訂版」(学研・1,265円(税込))

①はロングセラーですね。統計を初めて学ぶ方でも挫折しません。
②も超おすすめです。①で理論をかためて、②で解く力を身につけました。

実は小論文対策はほとんどしていませんでした。
時間がなかったことが大きい理由です。
時間がなくできなかったことが最大の理由ではありますが、ある考えがありました。

この考えは正しくないのかもしれませんが、小論文はあまり差がつかないのではないのかなと思ったのです。
よっぽど的外れなことを書く、文字が汚すぎて読めない、指定の文字数より極端に少ない、みたいなことがない限り、点数をいただけないことはないと考えました。

とはいえ、全然していなかったわけではなく、最低限度のことはしました。
小論文対策としてしたことは、次の2点です。

①「できるだけていねいに文字を書く」練習
私は文字がきれいに書けない人なので、不格好な文字でもいいので「汚すぎて読めない」ということにだけはならないように注意しました。

②新聞を読む
時事問題をキャッチしておきます。
「ニュースはインターネットで十分」という意見もあります。
インターネットのニュースはクリックをしないと見ない=自分が興味を持たないと見ないものです。新聞の場合、一面から順番通り読めば、興味のある・なし関係なく色々な記事を読むことができます。

どうする試験対策?(二次試験)

面接は1人15分、ということは事前に聞かされていました。
そのため、自分の研究計画の説明は3分程度で済ませる → 2分50秒程度で説明できるようにしました。

二次試験対策をしたことは次の2つです。

①研究計画を2分50秒程度で説明できるシナリオ作りと練習
まずシナリオを作り、その後、シナリオを見ないで、説明できるように練習しました。
時間が気になると、ついつい早口になりがちです。
またZoomなので、面接官である先生がたがすぐ目の前にいらっしゃる環境ではありません。どうしても「話す」より「読む」感じになりがちです。
自分の目の前にオーディエンスがいる、ということを意識できるようにしました。
私は女優、アーティストなのよ精神が大事です。

②想定質問&回答を準備する
「こんなことを聞かれるよね」ということを想定し、回答を準備しました。
私が想定した質問は次の4つです。
(1)なぜ研究対象に興味を持ちましたか?
(2)研究はどうやって進めますか?
(3)あなたがしようとしている研究の意義を説明してください。
(4)放送大学を志望した理由は?

二次試験の前に、Zoomの使用練習日もありました。Zoomをあまり使われることがないかたもご安心ください。

補足事項

以下、補足事項です。(イベントについては、すべて去年の出来事なので、今年以降も同じかどうかは不明です。)

①大学院の先輩がたのお話を聞く会
大阪学習センター主催で、大学院OB・OGの方々のお話を聞く会がありました。(2024年6月)
大学院で学び、修了された3人の先輩がたの修士論文、学生生活のお話をお伺いすることができて、とてもよかったです。

2024年6月時点、私は放送大学大学院選科生でした。
次のステップとして、全科生の入試を受けようとは思っていました。しかし、どのプログラムにするのか悩んでいました。
この会で、ある先輩が「学ぶことより、学ぶ方法や手法にポイントを置いて考えるといい」とおっしゃっていました。
このお言葉で、情報学プログラムがいいかなーと思うようになりました。

②情報学プログラム入学ガイダンス
情報学プログラムの先生がたによる、説明会がありました。(2024年8月)
①の会で、情報学プログラムに出願しようと決心を固めつつあったのですが、このイベントで100%決まりました。
先生がたが和気あいあいとされている雰囲気がとてもよかったからです。
そんなことで決めるんかい!ですけど、私は重要だと思います。大学院は先生との距離が近くなると考えたからです。

③研究テーマについて事前確認
「自分の研究を指導してもらえるのかな?」など不安がある場合は、入試出願前に質問ができるそうです。入試要項に記載があるはずですので、そちらをご覧ください。
なお、2024年は「7月末」まで質問を受け付けるとありました。私は完全に見落としてしまいました。(気づいたのは8月に入ってからでした。)
入試要項は目を皿のようにしてしっかりお読みください。😅

④指導いただく先生
出願時に、どの先生に指導をお願いいただくか記載します。
記載なしでもOKです。

私は記載なしで出願しました。
私の研究テーマが、情報学プログラムで扱うモノとはちょっとちがうかも、ということは自分でもよく理解していたからです。
そのためもし私が合格した場合、指導いただく先生は、放送大学側の決定におまかせをしようと思っていました。私は、担当の先生を師と仰ぎ、何があってもついていく、その覚悟でした。

と大げさなことを書いていますが、去年の情報学プログラム入学ガイダンスに参加してみて、いい雰囲気であることが分かっていたので、何も不安はありませんでした。

⑤選科生でお試し&授業単位をゲット
全科生として入学する前に、選科生として入学して、授業を受けて、レポートや単位認定試験をやってみるというのもアリだと思います。
学校や先生がたの雰囲気をつかむためにはいいと思います。

選科生時代に取得した単位は全科生に引継がれます。
そのため、選科生で授業単位を全部取り、全科生入学後は修士論文に全力投球される先輩もいらっしゃるそうです。(私も、昨年1年間選科生として在学し、情報学プログラム以外の単位はすべて取得しました。)

まとめ

長文お読みいただき、ありがとうございました。
私のつたない経験がお役に立てればうれしい限りです。

放送大学、ぜったいにいいです。
おけいこ事くらいの費用で、レベルの高い学びの機会を手にすることができますよ。

にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 在宅学習・通信教育へ にほんブログ村 大学生日記ブログへ にほんブログ村 大学生日記ブログ 社会人大学院生へ にほんブログ村 大学生日記ブログ 通信大学生(放送大学)へ ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました