「リサーチ・クエスチョンとは何か?」読み終わりました

黒電話 活動日報

Photo by Unsplash, Quino Al

やっと金曜日。
今週はずっとプラス1日まちがい=月曜日なのに火曜日、火曜日なのに水曜日(以下略)と体感曜日がずれておりました。

「リサーチ・クエスチョンとは何か?」読了

4/11(火)の記事で紹介した1冊です。
こちらをようやく読み終わりました。

「全論文作成者に必読の書」といってもいいと思います。
論文を書こうと思い立ったものの、前に進めなくて困っている方がいらっしゃるのなら、ぜひ手に取っていただきたい1冊です。

新書なのでかさばりません。ただし気持ちページ数多めです。
とはいっても新書なので、かばんに入れておいても気になる重量ではありません。

1週間+3日で読み終わりました。
週末で再読します。1回目は読むだけで、線もひかない、メモ書きすることもなくでした。1回目である程度内容を把握した状態で、再読します。

「リサーチ・クエスチョンとは何か?」の教え

今まで私が学んできたこととは大きくちがう認識です。
でも、すごく説得力があり、納得ができます。

リサーチ・クエスチョンとは、1回考えて終わりではない。論文作成中に変更されることもある。

まずこれがいちばんの驚きですね。
リサーチ・クエスチョンを設定し、それを基に論文作成を進める。リサーチ・クエスチョンは設計図のようなものであるので、いったん設定すると変わらない。
というわけではないそうです。

作者である佐藤 郁哉氏によると「問いを立てる」のではなく「問いを育てる」ことが重要だとのことです。

つまり「問い」とは1回設定して終わりではなく、論文作成とともに、練り直されたり、あるいはまったく別の問いが出てきたりするものなのです。

「問い」の質こそが、論文完成の鍵となるということです。

いわれてみると確かにそうやなと、完全理解&納得です。
「問い」があまりにも漠然としている、総体的すぎると、次にどうすればいいのかがわかりません。

本書によると「リサーチ・クエスチョン」じたいが学問的にはあまり関心を持たれていなかったそうです。
10年くらい前には「リサーチ・クエスチョン」を専門に扱う本はあまりなかったそうです。現在、海外では30冊近くあるそうです。といっても30でもあまり多い気がしません。

「リサーチ・クエスチョン」とは比較的新しいため、実は詳細があまり知られていない用語なのかもしれません。
そう考えると、私のような素人が悩むのも当然なのです。
安心しました。

今分からないからといってあわてる必要はないのです。これから分かればよいのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました