無人島で冒険の1日

南海加太線 加太駅 活動日報

和歌山県の友ヶ島は、その昔には、旅館もあり、観光の島として人気を博していたそうです。
しかし、観光客が激減し、旅館も廃業されたり(島内に旅館の建物が廃墟として残っています。)、かつての賑わいはなくなりました。

いつ頃からか島に残されたかつての軍事施設跡が、とあるアニメ作品の世界観とよく似ているということが話題になり、人気の観光スポットとして復活しているようです。

友ヶ島に行くには?

南海加太線で終点の加太(かだ)駅で降ります。
(大阪から加太に行かれる場合、南海本線和歌山市駅まで行き、そこで乗り換えより、泉佐野駅くらいから各駅の乗り換え、紀ノ川駅で乗り換えるほうがはやく到着する場合もあるようです。)
加太駅から徒歩15分くらいの場所に、友ヶ島行きフェリー乗り場があります。

加太駅を降りて、友ヶ島行きフェリー乗り場を目指して歩く人が意外に少ないと思いました。
今日は寒の戻りで寒いし、あまり行くかたはいないのかな?と思いましたが、そんなことはありませんでした。

フェリー乗り場に到着したのは12時40分頃でした。
13時発のフェリーを待つ人多数!
おそらく多くの人たちは電車ではなく自動車で加太まで来ているのでしょうね。

いざ上陸

フェリーでおよそ20分くらいで友ヶ島桟橋に到着します。

「友ヶ島」と一般的に呼ばれています。
その名称は、地ノ島、神島、沖ノ島、虎島という4つの島の総称なのだそうです。
桟橋があり、実際に上陸できる島は「沖ノ島」となります。

最終フェリーの出発が16時30分なので、時間にゆとりを持ったほうがよいということで、沖ノ島でいちばん標高の高い「タカノス山展望台」を目指し、島の西側(になるのかな?)をぐるっと回るコースをたどることにしました。(フェリーの切符を買うと観光案内をもらえます。そこには詳細な地図が掲載されています。)

出発してからしばらくは、岩だらけの上り坂が続きます。
土だけならいいのですが、岩が多いと歩きづらいですね。
ハイキングや登山ほどハードではないと思いますが、ふだん運動不足気味なので、なかなかこたえます。

途中、今の友ヶ島人気を支えるかつての軍事施設に入ってみました。
明治時代に整備された建築物が今も残されていることに驚きです。レンガの建物は丈夫なのですね。
そして、この島には、600人くらいの人たちが駐屯し、第二次世界大戦敗戦まで大阪湾を守っていたのだそうです。

約1時間くらいで、「タカノス山展望台」に到着しました。
いいお天気で、眺めもよく、とても気持ちがよいですよ。

タカノス山展望台からの眺め

タカノス山展望台からは淡路島が見えます。
大きなタンカーや漁船、プレジャーボートが何艘も行き来していて、それを見ているだけでも楽しいです。

ここから移動して、次は「孝助松海岸」(こうすけまつかいがん)を目指します。

孝助松海岸とは、その昔、船が遭難したときに、ある親孝行者の男がたった一人、松の枝につかまり助かったといういわれがあるそうです。

孝助松海岸

孝助松海岸に到着しましたが、ほとんど人はおりません。
ここにたどり着いたとしても、たった一人では心細かったでしょうね。
きれいな海と空が広がるだけ以外何もない空間はどれだけさびしいのだろうかと思います。
でも、こうして伝説として名前が残るくらいですから、おそらくここにたどり着き、たくましく生き抜き、故郷へ戻ったのだと思います。

孝助松海岸を過ぎてから、桟橋に向けて戻りました。
桟橋に到着した頃、15時30分のフェリーが出たところでした。
残り1時間くらいベンチで待っていました。

16時30分、加太へ戻る最終フェリーに乗り込みました。
帰りのフェリーもほぼ満員でした。
なかなかの盛況のようでした。

加太駅に戻りました

加太駅に戻りました。
また電車に乗って帰ります。
楽しい1日でした。(^_^)

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