「世界は依存でできている」

100分de名著 2025年2月 活動日報

NHK Eテレ(教育テレビ)「100分de名著」は、25分×4回(合計100分)で、日本・世界の名著を紹介してくれる番組です。
といっても、ほとんど見たことがありません。

今回は、XのTLで流れて来て「面白そう」と思ったので、購入しました。
期待通りの面白さでした。

デュルケームと当時の社会状況

フランスの社会学者エミール・デュルケームの著作です。
TOU(東京通信大学)時代の授業で同じ著者の「自殺論」が取り上げられていました。こちらも社会学の研究としては有名なようです。

デュルケームは、ゲオルグ・ジンメル、マックス・ヴェーバーと並ぶ社会学の大家です。
この3人が活躍した19世紀終わり頃から20世紀初頭にかけて、近代化への変化が加速度的に進んだ時代でした。
急激な社会の変化は、さまざまな「ひずみ」を発生させることになります。それは、人間の生活や人生に大きな影響を与えます。
そこで、社会、人間のありかたを研究する学問として「社会学」が誕生することになりました。

今なら大学でも「社会学部」があり、比較的身近な学問となりました。デュルケームが活躍した頃は、社会学の黎明期でした。

「世界は依存でできている」

狩猟・採集により、食料を確保していた時代には、国家や政府、社会、企業・学校のような個人が所属する組織はなかったはずです。組織といえば、家族くらいでしょうか。

歴史が進むと、人間は集団を作り、組織化していきました。そして、政府や国家など様々な組織が作られるようになりました。
そうして、人間の暮らしは、自分以外の他者の仕事が支えるようになりました。

2025年の今、私がこうしてブログの内容を入力しているということは、パソコンを作る会社の人、WordPress、このブログで使用しているテーマ(Cocoon)の作者、レンタルサーバ・インターネットサービスを提供する会社の人、電気を使うのだから電力会社の人、と色々な人々の仕事があるからこそできることなのですね。(まだ漏れている人がいるかもしれませんが、その場合はごめんなさい。)

ブログを投稿しようとするだけでなくて、生活のありとあらゆる事柄はだれかの仕事の結果です。それらがないと私は日常生活を送ることができません。

このテキストの筆者である芦田 徹郎氏の文章がとても分かりやすいです。
難解なオリジナルの内容を、私でもすぐに理解できるような平易な言葉、例を使って説明してくれています。

面白くて、次のページをどんどんめくっていきましたが、もう一度じっくり読みなおしてみます。

本日の活動

「高校数学Ⅱの解き方をひとつひとつわかりやすく。」
70ページ「高次方程式 27 因数定理」から72ページ「高次方程式 29 因数定理を用いた因数分解」まで。

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