卒業式はオンラインで配信されました。
式場には、司会進行のかた、村岡 洋一 学長、前川 徹 情報マネジメント学部長、都築 繁幸 人間福祉学部長、卒業生代表2名のみ、いらっしゃったようです。
オンラインだったのは残念ですが、簡素で、とてもいい卒業式だったと思います。
3人の先生がたのお言葉を残しておきます。
村岡 洋一 学長
「未来について夢を持つのは必要です。夢は個人の願望であり、生きる希望の証です。しかし夢を実現するには志が必要です。志は心地よい願望を超えて夢を叶えようとする厳しい未来への挑戦です。」
「本当に大切な自由というものは、よく目を光らせてしっかり自意識を保ち、規律を守り、努力を怠らず、真に他人を思いやることができて、そのために一身をなげうち、あかず積み重ね無数の取るに足らない細やかな行いを毎日続けることです。それが本当の自由です。」(アメリカの作家、デビット・ウォレスの言葉より)
前川 徹 情報マネジメント学部長
「自分のためではなく人のため、誰かのため、あるいは社会のため、価値のある理念のために行動している時に自分の存在意義に意味を感じることがあります。これもまた幸福につながることが分かっています。
つまり何をするかよりも、何のために行動するかの方がより重要だということになります。」
「少し高い目標を設定して努力を助けよう助けを必要としている人のために、何かをする。そうしたことが幸福感を高めることに繋がります。たいへん未来が不透明な時代ではありますけれども、皆さんがそれぞれの場所で没頭できることを見つけて、誰かのために価値のある活動することによって、充実した日々を送られることを心から祈念して私の祝辞といたします。」
都築 繁幸 人間福祉学部長
「皆さんは少なくとも、この2年間は入学した時には想像だにしなかった大きな困難や変化を体験され、チャレンジの連続だったと推察します。
皆さんの多く仕事を持ちながらの大学生活でした。うまくいったことうまくいかなかったこと色々あったでしょう。しかしながら総じてみればうまく乗り越えたものと思います。
この経験を財産にし、人間的な成長のエネルギーや困難な状況における解決の糧にしてください。」
「ここでアメリカ心理学会が提唱するレジリエンス回復力を支える10の方法の中からいくつかをご紹介し、皆さんの門出をお祝いしたいと思います。
1:既知において起こった事実は変えられません。それをどう解釈するか、それにどう反応するかは変えられます。
2:問題から目をそむけたりストレスの元が過ぎ去るのをじっと願ったりするのではなく、困難な苦手な状況にも立ち向かいましょう。
3:苦しんだりしたとき、自分の成長したポイントを探しましょう。
4:直感を信じ自分の解決能力に自信を持ちましょう・
5:こうなったらどうしようということより、こうなったらいいなを思い描きましょう。」
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