数学は履修したほうがよいですか?

数学 東京通信大学

ツイッター上でちょこちょこ見かける質問です。

結論からお伝えすると、必修科目ではないので、小学・中学・高校と算数・数学が苦手だったという場合は、避けておかれるのがいいのでは?!と個人的には思います。

と、ひとことで簡単にいってしまうのも、ミもフタもございません。
そこで「数学を履修するかしないか問題」を私の体験を踏まえて、深堀り検証したいと思います。

まずは条件を確認

一般教養科目の中で「科学の探求科目」と呼ばれるグループがあります。
そのグループは「A群」「B群」「C群」「D群」に分けられています。

一般教養科目で卒業に必要な単位数は37単位です。
37単位のうち、「科学の探求科目」で25単位以上取得することになっています。
どのように履修するかは自由です。ただし、「A群」「B群」「C群」「D群」それぞれの群の科目を最低2単位分履修するように、と規定されています。

数学関連の科目(「数学入門Ⅰ」「数学入門Ⅱ」「数学応用Ⅰ」「数学応用Ⅱ」)は「C群」の科目となります。
C群には、数学関連の科目以外にも、「物理学概論Ⅰ」「物理学概論Ⅱ」「生物学概論A」「生物学概論B」「予防医学」「生命と人間」という科目があります。

というわけで、数学を履修しなくても、卒業に必要な単位をいただくことは可能です。

必修ではなく「推奨」科目

情報マネジメント学部でIT・情報システムモデル所属の場合、数学関連の4科目は「推奨」科目とされています。
ぜったい必要ではないけど、受けておくほうがいいかもということのようです。

情報マネジメント学部で他のモデルや人間福祉学部は、完全にお好きにどうぞ科目となっています。

実際に「数学入門Ⅰ」「数学入門Ⅱ」を履修した感想

上記の通り、IT・情報システムモデルに所属する私は、「数学入門Ⅰ」と「数学入門Ⅱ」を履修いたしました。

「数学入門Ⅰ」は高校数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bの内容が色々登場した、そんな感じです。
「数学入門Ⅱ」は線形代数です。

「数学入門Ⅰ」は、高校数学が得意であれば、ハードルはぐんと下がるのかもしれません。
「数学入門Ⅱ」は、大学数学の範囲となるのかもしれません。(もしかすると高校数学でしょうか?間違っていたらごめんなさい。)

「数学入門Ⅰ」は途中まったく分からない項目もありました。授業後の復習でどうにか理解できました。

しかし「数学入門Ⅱ」は第5回以降は、3割、4割くらいしか理解できていない気がします。(*_*)
遅刻・欠席なし、小テストも3回フルチャレンジで1点でもいい点数を取るようにがんばりました。
単位を落とさないで済んだのはこのおかげでしょう。

授業は「This is the大学の講義」な感じです。
重村 智計先生のような面白話をされることもなく、淡々と資料の内容を読み上げる、そんな感じです。
この「淡々と」した雰囲気も、ワタシ的にはちょっと苦手でもあります。
授業なのだから真面目にするのは当たり前ですけど、あまりのスキの無さ感がチョットつらいかなと思いました。

使用した参考図書

「数学入門Ⅰ」を履修する前に、小学校の算数と中学の数学のやりなおしをしました。

「小学6年分の算数をたった7日で総復習」(学研プラス 学研 1,100円(税込))
「中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本」(小杉 拓也 かんき出版 1,100円(税込))

算数と数学の復習

2冊いずれも、価格も安く、ページ数少なめで、短期間で学習できます。
1冊をやりとげることによる、達成感は苦手意識をなくすためにはとても有効でした。

「数学入門Ⅱ」を履修するための予習・参考書として、次の2冊を購入しました。

「マンガ 線形代数入門」(鍵本 聡 講談社ブルーバックス 1,100円(税込))
「これだけ! 線形代数」(石井 俊全 秀和システム 1,980円(税込))

数学入門Ⅱの予習と参考書

「マンガ 線形代数入門」は実際の説明部分は全部漫画です。とっつきやすく分かりやすいです。この本のおかげで、線形代数の入口に立つことはできました。

「これだけ! 線形代数」は授業開始後の参考書、辞書がわりに使っていました。
そのため通読はしておりません。

結論は最初にいってしまいましたけど・・・

情報マネジメント学部 IT・情報システムモデル以外の所属で、小学・中学・高校と算数・数学が苦手なかたは、数学関連の科目の履修は回避したほうがよいと思います。

しかし、数学的な考え方は、色々なところで役に立つのではないのかなと思います。
論理的に物事を考える力は、不確実な現代を生きる上で、大きな武器になるかと思います。

履修科目選ぶポイントは、面白い、興味を持てることが大事ですね。
でも、反対に苦手なことにチャレンジしてみるということもいいかもしれません。

会社や組織にいると、他人の目、損得やいらないしがらみなどがたくさんあって、新しいことにチャレンジすることはきわめて難しいです。
大学であれば、どんなチャレンジだって、遠慮は一切無用です。
私は在学中に、そういうメリットを最大限に活用するつもりです。

・・・でも、数学はぜんっぜん好きではありません。(*_*)(*_*)(*_*)

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